単純さ

単純であることは、幸せなのではないかと思っている。何に単純さを感じるかは人それぞれだと思うけれど、その人にとって単純なことは幸せに繋がっているように思う。

 

僕の場合、大切な人といる時間も大切だけれど、1人でいる方が幸せを感じやすい。豪華も嫌いじゃないけれど、素朴な方が幸せを感じやすい。仕事の成果にはそれほど興奮しないけれど、朝や雨上がりの太陽にはワクワクする。自分が気付いていなかったり、知らなかったりすることに出会うのも興奮する。

僕にとっては、1人や太陽や、新しい観方を知るということは、とてもシンプルということだと思う。すごく複雑に見えるもの、よくわからないもの、解けそうにないもの、そういったものも本質はシンプルなはずだと思っているので、基本的には好きだと思う。

 

逆に、なんとなくわかってしまうもの、にはそれ以上の興味を持てないように思う。新しい視点であっても、観方としてありふれていれば、興味を感じづらい。もちろん、どんなものもありふれてはいないはずだから、僕にはそう感じられるというだけだけれど。

単純さ、とは心の作用だと思う。それがそのまま、自分の中に流れ込んでくるという感覚。そういうものを大切にできると良いなと思う。そういうものを大切にできないと、心が死んでいくように感じる。