人にせよ、組織にせよ、内的に変化することは困難で、基本的には環境によって変わるものだと思う。同時に、変化というのは基本的には不快なので、変化それ自身に目を向けると反応を誤りやすいと感じる。
一義的には「変化は環境に拠っている」と考えると、変化それ自身に目を向けるのではなく、それを促そうとしている環境に目を向けることが大切だと思う。
変化したいのであれば、環境をどう構成するのか。変化に違和感が強いのであれば、その変化は何によってもたらされようとしているのか。もしくは、もたらせようとしているのか。
自分であったり、組織であったりが、どういう情報に晒されようとしているのかであったり、自らを晒そうとしているのかであったりを認識し、それによって当然期待される変化がどういうものであるのかを認識することが大切だと思う。
その中で、自分自身はどういうことを学習して物事への理解を深めたり、身を投じたり、あるいは引いたりということを試みていくのかということを、たまにでも良いので考えることが大切だと思う。
少なくとも僕のような凡人の経験することは、基本的には世の中にあり触れた物事ばかりだと思う。その意識を持つこと、一般的な現象として自分自身を理解することは大切なのではないかと思っている。