信頼

何かを信じる、ということに対しては、一貫した態度を持つことが難しいと思う。もちろん、一度だけ信じるということにもハードルはあるけれど、信じ続けられるか、また、疑いを抱かずにいられるかというのが難しさの本質ではないかと思う。

タチが悪いのは、信じたり、疑ったりすることに一貫性がないケースだと思う。それは他人でもそうだし、自分自身についてもそうで、仲間であったり、家族であったりに対して、自身の態度が一貫しないのであれば、信頼関係を築くことが困難になる。

 

一貫して疑う、というのも解の1つになると思うけれど、信じることに比べて疑うことの方がエネルギーを必要とすると思う。また、自分の「疑う」能力を絶対的に信頼し、「疑う」という態度が他者からも信頼されるほどでなければ、それで信頼を築くことは難しいだろう。

少なくとも僕は面倒くさがりだし、疑うほどコミュニケーションが好きでも得意でもないので、なるべくサボれるという意味で、信じていたいと感じる。

 

信じたり、疑ったりということに一貫性がない人とは、なるべく付き合いを薄くしていった方が良いと思う。もちろん、相性の問題や距離感の問題なので、適切な距離を取るというのがどんな人に対しても必要だろう。むしろ、適切な距離を知って初めて、人は何かを信じ続けられるようになる気もする。

人間は不安な生き物なので、信じるということは難しくもあるけれど、信じるという楽観さが前進には必要だと思う。少しずついろいろなものを信じられるように工夫できると良いなと思う。