透過光、反射光

ちょっと何が本当の原因なのかはわからないけれど、ディスプレイのような透過光メディアと紙のような反射光メディアでは、学習特性が異なるという研究がある。

現時点でのメディアやデバイスの性能では、紙の方が長期的な記憶定着に有利で、細かな分析・批判に向いており、ディスプレイの方がおおまかな理解やパターン認識に向いているという研究が多いようである。

 

短期記憶についてはあまり差異が出ないであったり、パソコンでタイピングしているとその定着効率が高いといったりという主張もある。当然、書く作業における身体的・神経的な影響もあると思う。同じ紙であっても、色合いや感触によって異なるとも思う。ウェブやアプリだとリリース前に気づかなかった間違いに、リリース画面で気づくということもよくあるので、モードの違いも大いにあると思う。

立場も含めて、仔細に入ると混乱しそうなので、ここでは特性に差異があって、細かい部分にも気づきやすくて、記憶に残りやすい傾向がある紙と、パターン認識に向いていて、くつろいで眺めていられるディスプレイ、くらいで理解しておきたい。

 

「何かを通じて、何かを見る」という日常的で、かなり慣れていると思っている行為でも、自分の認識がそれほどわかっているわけではない。多少はわかっていることがあるとしても、わかっていることを認識して行為ができていることは少ない。

自分が何を見ていて、どういう仕組みで、なぜそのように認識するに至っているのか。それがどうあると、自分にとって好ましいのか。もちろん四六時中、そんなことを考えて生きているのも難しいのだけれど、自分にとっての世界の感じ方を知ろうとすることは、僕にとってはとても大切なことのように思う。