エッセイ 政治学 Posted on 2018年11月12日 by 瑞月 博士課程で政治学を専攻している友人が、「効率の追求も、幸福の追求もできない政治学を探究していくことの難しさを感じる」と言っていたことが、なんとなく心に残っている。 「政治学」とは、政治を対象とする学問分野ら...
エッセイ 知らない範囲 Posted on 2018年10月31日 by 瑞月 数年前、人工知能というのか、機械学習というのか、ビックデータというのか、単なるコンピューティングというのか、そういうものが流行り始めた頃、プログラムにいろいろなことを考えさせることがブームになった。 その1つに、「コンピ...
エッセイ 誰かにしかできないこと Posted on 2018年10月25日 by 瑞月 能力から鑑みたときに、僕にしかできないことはない。「僕」に限らず、ほとんどの人間はそうだろうと思う。たいていのことは、(そのモノゴトに対して、一定の適切さを持つ範囲内であれば)誰にでもできるし、誰がやっても良い。 日々の...
エッセイ 不完全 Posted on 2018年10月22日 by 瑞月 人間は不完全だ、と言われることがある。生きているだけで、完全である、という人もいる。本当は、そんなことはどうでもよいのかもしれないが、少なくとも、そういう議論はある。 惑星や宇宙の勉強をしていた頃、あるいは...
エッセイ 三原色 Posted on 2018年10月18日 by 瑞月 色について調べている中で、なぜ原色(錐体細胞のバリエーション)が3つなのかも、奥が深いなと思った。 脊椎動物の進化でいうと、魚類・両生類・爬虫類・鳥類は色覚の基礎となる錐体細胞を4種類、持っている種が多いそう。つまり(人...
エッセイ RGBとCMYK Posted on 2018年10月4日 by 瑞月 何かが赤く見えるというのは、赤(と人間が呼んでいる)色の波長の光が目に入ってきていて、その光に対して、網膜の中心部付近に分布する錐体細胞が反応して、脳に信号が送られた状態である。赤錐体は、赤色の波長の光に強く反応するタン...
エッセイ 喪失感 Posted on 2018年9月23日 by 瑞月 「なくてはならないもの」というものは、世の中には無いと思っているけれど、愛着であったり、執着であったりといったものはあると思っている。 あるときには気付かないけれど、無くなったときにその存在を感じるものは、愛着もしくは執...
エッセイ チェーンスモーク Posted on 2018年9月17日 by 瑞月 「チェーンスモーク」という言葉があるらしい。吸いかけのタバコの火で、次のタバコに火を点けることを表現していて、ヘビースモーカーのことを指すらしい。 僕自身はタバコを吸わないので、この言葉は最近、初めて知ったのだが、どんな...
エッセイ 惑星科学 Posted on 2018年9月2日 by 瑞月 元々、大学の専攻に惑星科学を選ぼうと思ったのは、「僕が生きている」という現象の必然性が、中学生や高校生の自分には、頭で考えてもわからなかったからだった。 自分に生きている価値があるとは思えなかったし、少なくとも、もちろん...