過ぎ去るもの

諸行無常、という。『平家物語』の有名な冒頭にも現れる。言葉としては10代の頃から知っているし、なんとなくそうなのだろうとも思う。

 

最近、物事が過ぎ去るのが早いと感じる。変化も早いと感じる。これはおそらく、僕自身が変化に対して硬直的になっているからだと思う。

あまりに変化を早く感じるので、この変化を認識することにどういう意味があるのか、ということも感じてしまう。朝令暮改、ではないが、明日には無くなってしまうものが多いようにも感じる。明日には無くなってしまうものを、今日、理解することにどういう意味を見い出すかというのは、大切な問いだと思う。

 

変化できなくなることは死に近い、と思っているので、自分のペースでなんとか理解しようという気持ちは持っていられると良いなと思っている。

一方で、変化するだけで生きていくことを困難に感じたり、1つひとつの変化に対して感動を得づらくなるのも事実だと思う。

 

だから、生きているということの本質、変わらないものに対して、探求して感動していくことが大切なのかもしれないと思う。