緊張

純粋、ということに憧れる。なるべくクリアに、一点を見つめたいと思う。なるべくなら、常に。

 

人間というのは、思った以上に緊張しやすい。街で人とすれ違って緊張し、イライラしている人を見て緊張し、思考がまとまらずに緊張し、ベッドの中でもぐるぐると思考がめぐって緊張する。

もちろん、緊張は悪いことではない。ただ、緊張は思考であったり、身体であったりを滞らせてしまうこともある。思考であっても、身体運動であっても、十分に深まっていないと緊張する。十分に深まっていないと、余計な力が入るのかなと思う。1日の終わりに、そういうことを感じることがある。

 

「1点を見つめる」という表現はやや間違っていて、物事を認識するには差分が必要だそうだ。視点も完全に1点で静止すると認識のための差分が存在しないため、視界がまっくらになるらしい。適切な揺らぎ、ということに憧れるという表現が正確かもしれない。身体も完全に静止はできない。

大きすぎず、小さすぎない。速すぎず、遅すぎない。深く、クリアで、純粋であること。なるべくなら、常に。いろいろなものが押し寄せて、容易に混乱してしまうけれど、そういう在り方に憧れるなと思う。


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