均衡のデザイン

諸行無常、万物流転などといった表現を引くまでもなく、事物は変化を続けている。デザインするとはつまり、多くの場合においては「均衡をデザイン」することである。   ボストン・コンサルティング・グループの設立者で、会...

憎しみ

人なので、人を憎むことがある。恨むことがある。 どんな時に憎しみが生じるのか、恨みが生じるのかというと、欲しいものがある時に、だと思う。なぜ、自分のものにならないのか、自分は得ることができないのか。そう思う時に、憎しみで...

おもいやり

なんとなく、「おもいやり」があった方が幸せなのではないだろうかと思うことが最近、増えたように思う。能力は大切だし、お金も大切だと思う。ただ、おもいやりもあった方が良いと思う。   僕自身は、今もそうだし、過去は...

問題解決における人間の存在について

的(まと)を定める、ということは思っている以上に難しいと思う。 内面生活での問題はもちろん、自身の中に的を定めていくこともあるだろうと思うが、日々の中で処理すべき問題の的は通常、自身の外にある。本来、関心を持たれるべきは...

私心

世の中に、たぶん真実は無い。あるとすれば、それは自身の中に、だと思う。要するに、信じるか、信じないかということだと思う。 他者を信じない人間は、他者から信じられることも難しいと思う。他者と関係性を構築するために大切なこと...

冷静さ

このところ、冷静さを失っているなと思う。「冷静でない」というのは、もちろん様々な側面があると思うが、判断基準の優先度が混乱している状態ではないかと思う。 そういった場合は大抵、疲れているので、判断基準に対する批判に対して...

やわらかい悲劇

悲劇は、やわらかく描かれることで悲しさが高まる。そんな話を教えてもらった。もちろん、その人の感覚なので、一般的にそうなのかはわからないけれど、僕もなんとなく、そうだなと感じた。   現実は厳しいと言ったりするけ...

平坦な世界

平坦な世界ではどこにでも行ける。どの方向にも特別な意味がない。途方に暮れると見ることもできるし、自由であると見ることもできる。 世界は、平坦で滑らかになりつつあるように思う。自分においてのみ、かろうじて、自分が「特別」で...

指摘

自己満足に過ぎないのだけれど、自分がなぜ、どういう想いで、どういう思考で、どういう行動を取っているのかについて、自分なりに捉えておくことは大切だと思う。 他人は自分ではないので、自分の行動の原理や内容はわからない。わから...

視界

確からしい結論を導くために多くの情報が必要なのかというと、必ずしもそうではないと感じる。 もしかしたら、判断できる範囲においては、情報量と結論の確からしさは比例するのかもしれない。一方で、情報を多く保有し過ぎて、どのよう...