目的合理的な相互的行為

問題解決の定義は様々にあるが、私は「問題解決とは、目的合理的な相互的行為である」だと思う。もしくは、「相互的な目的合理的行為」としても良い。 目的合理性を先に持ってくるか、相互性を先に持ってくるかは、本質的には共通だと思...

気付く精神

事業そのもの、発見そのものはもちろん尊いのだが、それから何かを学ぼうと思った時には、その事業や発見を生んだ精神を知りたいと思う。 それを為したい、それを知りたい。そこに想いが至る、そこに気付くというのは、ある種の必然によ...

空気

「空気がある」ということを考えた人はすごいなと思う。あまりに当たり前にありすぎて、まず存在を認知するのが難しい。   水に潜ると呼吸ができず、苦しい。この事実からは「水がある場所と無い場所は何かが異なる」という...

思考とデザイン

思考という行為は現実を超えるところに価値がある。頭の中(というのは比喩的な表現だが)にあるものは、いわゆる論理的と呼ばれるものであっても、空想・妄想と呼ばれるものであっても、想像の産物である。 思考は想像であることに意味...

ヒント

ヒントを伝えることは、正解を教えることよりも難しい。(現実にはあまり想定しづらいが)仮に「正解」が1つだけある問題を考えた場合、正解に至る道筋は1つではないだろう。 まずはどの道筋でヒントを出すべきかを考える必要がある。...

予想する思考、仮説する思考

数学において、「予想」とは未だ真とも偽とも証明されていない命題をいう。リーマン予想や、1995年に証明されて定理となったフェルマー予想(フェルマーの最終定理)、京都大学の望月教授の論文で脚光を浴びているABC予想などが有...

デザインと規格

デザインとアートの違いの1つとして、それが複製を前提としているかどうかという点がある。デザインは基本的には複製を前提としており、再現可能なものである。   複製できるためには、それが何かしらのルール(規格)によ...

量子力学的

デカルトであったり、古典力学であったりの恐ろしいところは、その近似が人間にとってわかりやすい点だと思う。 結果には原因があり、それらは対になっている。分解と統合は可逆的である。これらは思考操作という、厳密性の低い脳内では...

健康であったり、病気であったりに関する議論はたくさんあって、「病気 = 身体が有している恒常性と現実生活にギャップが生じている状態」として、むしろ生活に関する振り返りと変化・発展の機会とする考え方もある。 それだけ、病に...

コミュニケーション

コミュニケーションが目的なのか、手段なのかというと、僕は「手段」だと思っている。理解についても同様で、理解はそれ自体が目的になることは稀で、ほとんどの場合は手段だと思う。 単純に、コミュニケーションや理解を目的にしてしま...