不安

不安な人間というのは、「論理」に対して論理的でなかったり、「科学」に対して科学的でなかったりする。もっと言うと、「知識」に対して知識的でなかったりすると思う。 僕自身、論理、科学、知識に頼って振る舞っている時はたいてい不...

モノローグ

人間がモノローグ(独白的)なのか、ダイアローグ(対話的)なのか、というと、モノローグであると僕は思っている。 身体表現を含めて、言葉というものが、ただそのままに行き来するということは、極めて困難だと思うし、なんなら、対話...

確かなもの

僕は人間は孤独だと思っているし、「確かなもの」なんてものは無いと思っている。それは普通のことで、良いことでも、悪いことでも、喜ぶべきことでも、悲しむべきことでもなく、ただ、そういうものだと思っている。   ハン...

価値の所在

僕は、僕がいるという現象、その存在の構造や意味、に興味がある。もう少し広く言うと、価値の所在、に興味がある。   最近、「ルンバ」というロボット掃除機を買ったのだが、人間はなんて能力が高いのだろうと思った。ルン...

臆病

何かをしようとすると、間違えそうだと思う。正解を知っているわけではないのだから、間違っているのかどうか、なんてことはわからないのだが、性格の問題なのかもしれない。 もしかしたら、何かをしたときに、「きっと正解だ」と思える...

乖離

月並みな話なのだけれども、不意にとても寂しくなったり、孤独を感じるということがある。 もともと人間は孤独なのだと思っていることもあり、その感情は戸惑いとともに訪れる。誰でもそうなのかはわからないが、少なくとも僕の場合は、...

社会的参照

最近知り合った方が発達心理学を専攻しており、乳幼児の「社会的参照」をテーマとしているそうで、少し話を聞いた。社会的参照というのは、二者間(例えば、「母親と子ども」など)ではなく、三者間(例えば、「母親と子どもと、母親の友...

直観と意志

愛とは、直観と意志である、と思っている。必ずしも出会った瞬間に来るわけではないので、意外と直観であるということがわかりづらいこともあるが、愛するという行為には、確かにそうなるだろうという直観、確かに愛してしまうだろうとい...

見えないもの

ラーメンズのコントに「不透明な会話」という作品がある。別に作品の主題とは関係ないのだと思うが、「見えないものは無い」のか、というのは大切な問いなのではないかと思っている。 実際のところ、人間は「見えないものは無い」と思っ...

意味を問うこと

言語化する必要があるかどうかは別にして、自身が取り組んでいることの意味を深く認識することは大切だと思う。かつ、なるべくなら、それが純粋なもので、その純粋さに生命や精神を沈めていけると良いなと思う。   『韓非子...