エッセイ 恋 Posted on 2021年2月3日 by 瑞月 世の中に溢れる物語や詩のせいなのか、若い記憶のせいなのかは定かではないけれど、恋、とりわけ初恋というものは、なんとなくドラマティックな印象を与える。 ただ、僕自身の記憶を辿るに、例えば初恋がどれであったかについて確信を持...
エッセイ 誇示 Posted on 2021年1月21日 by 瑞月 僕は生来が賤しいからだと思うのだけれど、誰かだけが勝っているとか、誰かだけが偉いとかいうことが得意でない。そういうことが好きでないとか、気分が良くないとか言ってもいいかもしれない。 貴い人間はそんなことは思わないだろうか...
エッセイ 信頼 Posted on 2021年1月19日 by 瑞月 何かを信じる、ということに対しては、一貫した態度を持つことが難しいと思う。もちろん、一度だけ信じるということにもハードルはあるけれど、信じ続けられるか、また、疑いを抱かずにいられるかというのが難しさの本質ではないかと思う...
エッセイ 淡々 Posted on 2021年1月13日 by 瑞月 無感動、ということではなくて、淡々という過ごし方ができると良いなと思う。やるべきことを、1つひとつ進めていく。それに取り組み続けることは難しいけれど、続けるということが尊いと思う。 気持ちとしては、好きなこと、自分が大切...
エッセイ 栄達 Posted on 2020年12月5日 by 瑞月 何かを求め続けるということ、まして、純粋に求め続けるということは尊いと思う。それが仮に「復讐」のようなものであっても、純粋であれば、その行為には尊さがあると思う。 極端な話、求めるものは何でも良いと思う。名誉や栄達、金銭...
エッセイ 夢中 Posted on 2020年11月29日 by 瑞月 夢中、はなんとなく良いものだと思われている。本気になれるもの、情熱を持てるもの、そういうものを見つけた方が良いと言われる。 それ自体はそうかもしれないが、他人にそれを要求するのは勝手だと思う。何かに夢中な人は、他人に夢中...
エッセイ 時間 Posted on 2020年11月13日 by 瑞月 結局、物事というのは時間をかけただけしか深まっていかない、と思う。一方で、時間をかけていくことで、すぐにではないが、少しずつ深まっていくものだと思う。 勝負ということになると難しいけれど、自分の中ではどこまでも深まってい...
エッセイ 自然犯 Posted on 2020年11月3日 by 瑞月 自然に、という表現が難しいが、自然にそれは良くないと感じる犯罪は自然犯と分類される。殺人や窃盗、放火などがこれに当たるとされる。わかりやすく他人の生命や物品を損なうということかもしれない。 自然犯でない犯罪は、法定犯とさ...
エッセイ 違和感 Posted on 2020年10月25日 by 瑞月 自分がどう生きたいのか、という問題について、「こうである」という答えを出すことは僕にはすごく難しく感じる。一方で、「これは違う感じがする」と感じることはあって、ただ、それが何故なのかと聞かれると、それはそれで難しい。 違...
エッセイ 大局 Posted on 2020年10月17日 by 瑞月 素朴な話なのだけれど、遠くにあるもののことはわかるのに、近くにあるもののことはわからない、ということがある。そして、人間というのは、近くにあるものに関心を寄せる生き物だと思う。 「冬になれば、どんな星座が夜空に見えるのか...